『ユ・ヨルの音楽アルバム』を観る。『トッケビ』のキム=ゴウンをヒロインとしたすれ違いの10年の物語。最低限の説明で機微を描く立ち上がりの雰囲気はすごくいいのだけれど、寡黙が過ぎて大きな事件があるわけでもない後半の展開を畳みきれなかったきらいがある。陳腐な感じのラストもイマイチ。一方、1994年から2000年代半ばにかけての舞台装置は結構、手が込んでいて、ガジェットの使い方も悪くない。しかし、タイトルのユ・ヨルはほとんど本編に関係ないとなれば、フィーチャーし過ぎではないか。
『ユ・ヨルの音楽アルバム』を観る。『トッケビ』のキム=ゴウンをヒロインとしたすれ違いの10年の物語。最低限の説明で機微を描く立ち上がりの雰囲気はすごくいいのだけれど、寡黙が過ぎて大きな事件があるわけでもない後半の展開を畳みきれなかったきらいがある。陳腐な感じのラストもイマイチ。一方、1994年から2000年代半ばにかけての舞台装置は結構、手が込んでいて、ガジェットの使い方も悪くない。しかし、タイトルのユ・ヨルはほとんど本編に関係ないとなれば、フィーチャーし過ぎではないか。