国内の新規感染者は2,684人を数え、過去最高を更新した。増加のペースは指数関数的な爆発の段階に至り、再び各地での自粛要請が始まっているけれどGoTo事業は継続という異様な状況で、またしても国民の自粛を頼みとしてこの山を乗り切ろうという為政者の姑息な他力本願が透けるけれど、もちろんこれまでピークを更新し続けてきた増加傾向自体は止むことがないので、本邦にもじき北米のような状況が到来するのではないか。

すでに多くのICUが埋まり通常医療に支障がある状態というが、軽症から中等症の患者が突然、死ぬのがこの病気の傾向でもあるというから、事態は矮小化のしようもなくなると思う。この冬、インフルエンザの報告は通常よりも大幅に少ないというけれど、それでも感染が続くのがこの病気だとすれば、大したことはないという向きは世迷言としか聞こえない。