またしても都合のよい造語で事態を歪曲し、既定路線を堅持しようという動きが「微陽性」なる珍奇な説明を捻り出したのは、ほとんど脳死状態のマスコミの仕事だとしても酷いというほかない。反知性、反科学の態度がジャーナリズムであるはずはないが、この者たちの仕事はいよいよ広告屋のようになってきた。知識レベルの十分でない層を狙った宣伝はゲッペルスの手法と選ぶところがない。

そしてほとんど全ての事業で不明朗な金の流れがある振る舞いの政権が、予備費10兆円を懐に入れて組織的な公金横領の集大成を達成しようとしているようにしか見えない初夏。