『半沢直樹』は1分たりとも観ていないのだが、『日本沈没』をあらゆるメディアの派生作品まで追いかけてきた者としては、同じ日曜劇場で小栗旬主演の『日本沈没』をやると聞いて身を乗り出している。なんだ、来年の話か。
直近の『日本沈没2020』だと、D計画という設定も採用されず、国家と民族は後景化して家族のサバイバルを題材とするまで変形しているのが、言ってしまえばこれも自己責任論の物語であって、時代の空気を反映しているのである。あらたなテレビドラマがどういう話になるかはわからないが、大きな国家の姿は既にないのではなかろうか。