波よ聞いてくれ

歌舞伎町で、むき身の特殊警棒を手にした機動隊員が徘徊し通行人を威嚇している動画が出回っていて、警察が暴力装置であるということを実感する週末。装着しているのがN95マスクで、まるで『ケルベロス』のようだという感慨はともかく、医療機関で逼迫している資材をなぜ警察が使っているのか。この無遠慮さこそ暴力装置たる由縁とはいえ、為政者の優先順位がうっかり覗けている事例には違いない。

Netflixで『波よ聞いてくれ』の第1話を観る。原作のマンガは未読。『チャンネルはそのまま!』が北海道を舞台にした放送局ものを開拓し、これをジャンルとして確立しようかという力強さで、面白い。セリフで駆動する物語が好きである。これは引き続き観るつもり。