flawed

検査に対する陽性率が30%前後と、もう、どこに向かいたいのかもよくわからない独自路線を歩んでいる本邦の新型肺炎対応だけれど、韓国あたりの数字が3%前後であることを考えると、相当に重症化しなければ診断すらしてもらえない状況はどうやら続いていて、人命軽視はお国の伝統とはいいながら、これまたちょっと地獄のような話ではないか。この状況を「持ちこたえている」という専門家の会議は、データ以外の何を参照して仕事をしているのだろう。

独自世界の対立!

『映像研には手を出すな!』の第10話を観る。もう10話となれば、そろそろシリーズの終わりが気になるところだけれど、どうやら全12話ということなので残り2回。で、第2シーズンはいつになるんですかね。

海獣の子供

『海獣の子供』を観る。日常を背景として五十嵐大介の絵がぐりぐり動いているのに圧倒される冒頭30分の体験だけで、まずすごいものを観たという感じなので、生命宇宙起源説的なスケールに至る後半は、ファンタジックなだけにむしろどこかで観たことがあるという気になってしまうのは、こちらの不徳というものであろう。動画のクオリティは非常に高く、キャラクターボイスも総じて違和感なく、デデの富司純子に至っては、なるほどこの声があったかと感心する。全体に玄人向けという気がしなくもないけれど、よくリバランスされた傑作であるには違いない。

コタキ兄弟と四苦八苦 九、増上慢苦

『コタキ兄弟と四苦八苦』を観る。これまで紡がれた話の積み重ねが奥行きを生む第9話。「情動感染で痛い目にあった」からのわかめには笑った。そしてシリーズ構成上のクライマックスに向けた脈動も始まって、そういえば残りあと三苦。

セントラル・インテリジェンス

『セントラル・インテリジェンス』を観る。ドウェイン=ジョンソンが凄腕のCIAエージェントを演じるバディもの。あらかじめ予想される通り、標準的なジャンル映画であってお約束は踏んでいるけれどほとんど何も残らない。高校時代の体格の異なる主人公にディープフェイク風の顔を貼り付けているあたりが新機軸といえなくもないけれど、キワモノっぽさのある加工はコメディだから許される範囲とみえ、迫真というほどでもない。

やってる感

今さら、中国と韓国からの入国について制限をしようというのも、習近平の4月来日が延期となってからというのだから、何もかもが手前の都合だけなのである。東京オリンピックのためなら、何故か東京マラソンも開催されるのだから、ダブスタというよりはある意味で一貫している訳である。

まずはただ専門家の意見を聞き、科学の方法に従うということが何だって少しも出来ないのか。

瀬戸際

ちょっと忙しくしているのだけれど、そういえば本邦では瀬戸際の1-2週間が引き伸ばされたまま続いていて、全国もデスマーチ状態だと思って自分を慰めている。いやはや。