MIU404 #2 切なる願い

『MIU404』を観る。バディものとしてのセットアップを終えて若干の不穏さを醸しつつ、今後の展開を予感させる第2話。野木脚本であるからにはシリーズの構成もしっかりしていることがわかっているので期待は募る。

東京の感染確認は124人。遺伝的なアルゴリズムは感染の抑制を通じてウイルス自体の弱毒化を促すだろうが、どうやらウイルスの戦略はそれとは異なる目論見を達成しつつある。

レギオン襲来

東京107人というのも驚いたが、本日のトピックはやはり東京で観測された大火球だと思うのである。その様子はちょうど『ガメラ2 レギオン襲来』の冒頭、札幌郊外に落下した例のやつとそっくりではないか。何種類かのフッテージを逐一再生して血を滾らせている。ひょっとして制動のかかった形跡すらあるのではないか。思わず『レギオン襲来』を再確認したものである。水野美紀も吹越満も若い。

折り返し

一年も折り返しと思えばあっという間だが、このコロナ禍がまだ4ヶ月にならないというのもまた信じがたい。人間の時間感覚というのはそもそも当てにならないものである。今年もあと半年。

東京の感染確認は67人で、結局のところ検査数も民間を含めて一日2,000件そこそこだとすると、自粛生活の頃と状況は変わらず、無論のこと人間の活動のさらなる活発化にともなって疫病は蔓延することになるのだが、政治は無策の果てに何もしないことを決めたようである。ダチョウが砂に頭を埋めるという話があるが、まったく信じ難い。