COVID-19が世を揺るがし始めて半年、当初、どんな病気かもわからないそれをインフルエンザのようなものだと言っていた副座長がいたけれど、ここにきて感染症法上の分類をインフルエンザ相当に見直す検討がされているという報道に呆れている。
もちろん、基準を変更して問題を不可視化するというのは原発事故でも採用された本邦のお家芸とはいえ、インフルエンザのようなものに非常事態宣言を発出したというのに、今さらHerd Immunityを採用しようということだから、社会的弱者の切り捨てを重ねてきた末、いよいよその生命を脅かそうというところに踏み込んできたわけだ。GOTOあたりで既に透けて見えていたこととはいえ、それもこれも金のためだというのである。
この病気が万人に降りかかるものであり、長期的な後遺症を含む影響について定説がないというのに、どうしてそういう方向にすすもうと考えることができる人間がいるのか、理解の外にある。