部屋の中の象 おおかたの国が民主主義の陥穽に落ち込んだのと同様、ならず者が国から簒奪を行うために政治が機能するようになったのは新自由主義の台頭と双頭の事象といえるのだろうが、特に本邦においては、原発事故への対応を最初から最後まで間違えて、あらゆる層に毒が回っていることが大きいのだろうと考えている。およそ関連ないように見えて、10年経とうが、この問題に取り組み直して解決の方向を示す器量がなければ、利益調整の機関としての国政は正常化しないであろう。