星屑の町

当地でも相当の人出となっているみたいだけれど、シルバーウィークの人出は昨年を上回ったなどと言われると、国ごとCOVID-19の毒が回っての狂騒にあるのではあるまいか。

『星屑の町』を観る。同名の舞台劇に、ヒロインとしてのんを迎えた映画化。舞台の雰囲気を残しつつ、舞台装置としての東北の田舎町を十分に活かした映像化で、何よりやっぱり、のんがいい。昭和ムード歌謡の強烈な磁場のなかに埋没していない、その歌声はもうね、泣ける。今や完全復活となった彼女を、このベテラン勢が後押ししていると雰囲気があって、もうそれだけで感謝の念が湧き上がるというものである。ありがたや。