キム秘書はいったい、なぜ?

相変わらず韓国ドラマの沼にハマっているのだが、最近は『梨泰院クラス』のパク=ソジュンがナルシスティックな財閥御曹司を演じる『キム秘書はいったい、なぜ?』を観ていて、ストイックなパク=セロイのイメージが侵食されて困っている。後半、第10話では主人公キム=ミソの亡くなった母の役でチョン=ソミン、しかもその夫がイ=ミンギという『この恋は初めてだから』のカップルがそのまま登場して、韓国ドラマの文脈は蜘蛛の巣のように錯綜してある意味で創発的。この沼は深い。

岐路

ハイネが言うように、焚書は序章に過ぎない、本を焼く者は、やがて人間も焼くようになる。日本学術会議の会員の任命にかかわる一件は、もう何度目か、この国の政府がワイマール共和政以降のドイツの歴史を半ば意図的になぞろうとしていることを思い起こさせる。歴史においては学問に対する弾圧の始まりとして記録されることになるだろう。そして次の選挙が岐路となることは間違いない。

改宗

考えてみれば今どきWebアプリのみのサービスというのも珍しい。Safariにすら対応していないし、MacではChromiumでさえ微妙な不具合が残るRoam Researchだが、何しろ他を以って替え難い存在なので、MacBookのデフォルトブラウザはこのところEdgeになっている。入力したテキストをblock referenceでつなぐデジタルガーデニングの作業は端的に楽しく、基本的なアプリをApple謹製に揃えてきた習慣は既に過去のものとなった。このところの信仰心の低下には、いっそ清々しいものがある。そして、このあたりをあっさり克服すると、使うのはほぼマルチプラットホームのアプリかWebアプリということになる。自由だ。