デモデー

引き続き『スタートアップ』第10話。ついにこれまでの経緯がダルミに明らかとなり、鬱陶しい修羅場が繰り返され、影のみの登場だった復讐者の正体も明らかになるシリーズ終盤への展開の回で、だいたい恐れていたことではあるが、割りを食うのは全てハン=ジピョンなので、もう何と言ったらいいのかもわからないわけである。制作者には、この男を道化として扱うのだけはやめろと言わなければならない。まったく。

第9話

引き続き週末はNetflixで『スタートアップ』を観ている。第8話の最後で予告された緊迫の場面はまさかのイマジナリーシーンという荒業でつなぎつつ、ことの真相の解明を最初の場所に繋げてきたセンスはベタでありながら、しかしなかなかのものだと思うのである。過去の場面との対照をつくりつつ、物語を紡いでいく脚本も演出もなかなか良く出来ている。

そしてジピョンを悪人のように見るのはやめろと、もはやヒロインへの感情移入も拒否し、この幸薄いsecond lead male actorに肩入れしている。

掃除

仕事がひと段落したこともあって、このところ調子の悪かったWindows10の環境を再構築する。ブルースクリーンが出る経験など久しくなかったのだけれど、GeForceの常駐アプリあたりが怪しいのではないかと思って、これを外したり。クリーンインストールといっても、昔よりは楽になったものである。

20H2にアップデートしてからSound Blaster X3のアプリが落ちるようになってしまったのだけれど、これはそもそもの出来の悪さによるところが大きいとみえて、Redditあたりをみると改修がされるのを待つのがいいみたい。

瑞典

スウェーデンの感染確認者数の推移をみると、集団免疫がどうのと言っていた夏頃の話はなお牧歌的な状況認識であったと思わざるを得ないのである。指数関数的増加とはこういうものかという分かりやすい例がここにもあるのだが、既にして検査キャパすら越えるこれまでの数倍の高さの波となっていて、収束の見通しもないとあっては。

第三波

いよいよ第三波というのがコンセンサスとなってきたようだけれど、アクセルを踏みながら自粛とマスクのみに頼って乗り切ろうという作戦も、今回ばかりは通用しないのではあるまいか。北海道での市中感染がカラオケのせいというのも以前のことで、結局のところ気温の低下と接触機会の増加によって感染は拡大するであろう。このあたりの事態は人間の事情を全く斟酌することなく、冷徹な自然の法則によって避けがたく進行すると思うのである。

ところで大阪の総力をあげて9月に実用化されるといっていたワクチンはどうなったのか。ファイザーのCEOが今回の株の急騰で持ち株を売り抜けたという話があるようでは、舶来も期待できまい。

second lead syndrome

Apple EventでApple SiliconのMacが発表されたけれど、どうせ録画であるからには、さすがにライブには付き合わずニュースをざっと眺める。このたびは性能本位というわけで、CPUとOSの更新が主なポイントとはいえ価格性能比で言えばそれなりのお得感はあって、ARMである以上はラップトップこそ本命とは思いつつ、Mac miniのスペックをじっと眺める。

このところの楽しみになっている『スタートアップ』で、キム=ソンホが演じるハン=ジピョンを贔屓にしているのは既報の通り。second lead syndromeと呼ばれる特異な心理状態が存在し、特に韓国ドラマではハッピーエンドになることのない二番手のヒーローの伝統があるので既にちょっと残念な気分になっている。

期待

いうまでもなくこれまでの政策の結果として、都内のみならず各地の新規感染確認は増え、これから冬に向かうというのに事態が好転する要素はひとつもないということではなかろうか。画期的といわれるワクチン開発の話がニュースになっているけれど、ニューノーマルが古くなるまで同種の話が何度繰り返されるかと考えている。