焦土作戦

ひと月前の11月10日、東京都医師会は会見でこのままでは4週間後には一日あたりの新規感染者数が600人を超えると強い危機感を示したが、結局のところ「そのまま」4週間経って本日、東京都の新規感染者数は600人を超えたわけである。無為無策という言葉はこうした状況を指して使う。

一方、政府がコロナ対策として支出する予備費 3,700億円のうち3,000億円はGOTOキャンペーンの追加とかいう、ちょっと何を言っているのかわからないニュースがあったりして、なんだか恐ろしいことになってきた。海の向こうでは狂人が居直って大変だと思っていたのだが、本邦の狂い方もただごとではない。

Twenty Twenty-One

WordPressのバージョンが5.6となって、あまり考えることなくアップデートをしたのだけれど、2021年の新たなテーマが追加されており、デフォルトの印象がよかったのでこれに変更してみる。パステルカラーが好きである。これまで使っていたHEXAもWordPressチーム謹製のテーマでデフォルトの色合いが好きだったのだけれど、このところ更新されていなかったのである。

何しろコンテンツがシンプルなのでタイトルばかりが大きく見えるのには、もう馴れてあまり気にならなくなったし、Twenty Twenty-OneではDark Modeに切り替えるボタンを表示することができるのが新機軸。たぶん、ほぼ使わないとして。

霆ける塔

令和二年もじきに終わろうという本日現在、『図書館の魔女 霆ける塔』の発売に向けての音信は途絶えて、このまま新たな年を迎えそうな感じになっている。令和元年吉日発売という話があった頃は、いやこの手に取るまで確かということはないと思いつつ、しかし再び年単位での待機ということにもなるまいと踏んでいたのだが、もはやこの上、数年待つことになっても不思議はない。

ワーナーが2021年の劇場公開映画は同時にHBO Maxでの配信を行うと発表して物議を醸しているが、そのうちの一作となる『Godzilla vs. Kong』の新たなティーザーが2秒ほど公開されたので、これを観る。もともとは本年3月の公開予定が来年の5月だというから勘案すべき大人の事情も山をなしているに違いないにして、それぞれ1秒の顔面映像で宣伝になるというのだから、ゴジラもキングコングもやはり大した押し出しで、コロナなかりせばそこそこの興行はあったに違いないのである。

スケールアップ

『スタートアップ』の最終話を観る。タイアップの健康食品の登場が前回の第15話にあって、韓国ドラマのフォーマットに従えばいよいよ物語も終盤だという感慨を抱いたものだが、そういえば登場人物が何故かトレンチコートを着ているというプロトコルも律儀に消化されていて、このドラマも業界的なくびきからは逃れていないどころか、お約束を一歩も出ていない作りだったのである。だがもちろん、そこがいい。最終話も予想された結末に寄せていく展開で、ハン=ジピョンの出番もそれなりにあったので、全体としては評価するほかないのである。

振り返ればこの2ヶ月ほど、週末の配信を楽しみしていたのだけれど、正月には『逃げ恥』のスペシャルがあるとして、この年末は何を心の支えとして生きればいいのか。

MVP

昨日に引き続き日曜の本日も休日出勤で終日会議という修羅場にもかかわらず、もちろん最終回一歩手前の『スタートアップ』を観る。この頃ではYouTubeのレコメンドにもキム=ソンホの動画が群れをなしている状況なので、立派にファンということでいいのではないかと思う。そしてこのドラマも結局のところキム=ソンホの演じるパク=ジピョンの気高い精神についての物語という総括でいいのではあるまいか。

Rebuild.fmの影響を受けてAlfred4を導入して使い始めている。OSもユーティリティの類は使わず、初期設定をいかに変えないで軍靴に足を合わせて運用するかという時代が長かったのだけれど、まぁ、もちろん便利なものである、断然。

Web Kit

MacユーザーはSafariだけで生きていくことができるのかというのは、かねてからの命題ではあったけれど、Big SurのSafari14は触れ込みどおり、かなり挙動がキビキビとしているので、再びアジェンダとなっている。

だがしかし、実際にはSafariとChromiumのアイコンが並ぶというのが現実で、Roam Researchなどは日本語の入力すらできないのがSafariのイマココなのである。ううむ。そしてまれに読み込みが滞る事象があるのはどうやらサイト側がChromiumに最適化された結果なのでいろいろ辛いのだが、それも踏まえて頑張れという気持ちでSafariを主に使っている。

交点

久しぶりにいろいろ立て込んでいて、週末の土曜日と日曜日は会社に出ることが決まった金曜日、19時開始の会議を21時まで。師走とはいえ、いや、どうかと思うのである。

本邦ではまだその影も見えないワクチンだが、さまざまな取り組みの経緯が記事になっていて、つまるところリソースの投下と手続きの空白期間のスキップが、従来開発と同等の安全性でのスピード開発を実現するというあたりについてはそれなりの道理が見えてきた。一方、アメリカでは1日あたりの新規感染者が20万人を超える状況にあって、このスピードを抑制しない限り、そもそも予防接種が拡大に追いつかない勘定になるのではあるまいか。