そもそもCOVID-19のPCR検査を依頼しても6割が断られるという開業医回答のアンケート結果が発表される一方での自粛緩和であれば、当たり前といえば当たり前のことだが足下から感染確認が増えても不思議はなく、それどころか活動の活発化にともなって感染爆発はほとんど必然的に発生するだろう。北九州では連日の感染確認増加を踏まえて公共施設が再休館となったそうだが、東京もこのまま終息という雰囲気では全くなくて半分は感染経路も不明というのだから、認めたくないとしても、元の木阿弥という状況なのではないか。問題は今後の対応だが、目分量の意思決定の裏返しとして、再度の非常事態宣言はあらゆる屁理屈を動員して回避されることだろう。これこそ国難というべきである。