Netflixで湯浅正明監督が『日本沈没』をやるという話を知って歓喜する。小松左京の原作は無論のこと谷甲州による『第二部』や、さいとう・プロや一色登希彦による漫画、1973年と2006年の映画に至るまで、ついに沈まなかった『日本沈没』でさえこれを支持するものであれば。
勢い余ってノベライズまで買い求めたのだけれど、東京オリンピックが行われた世界でその直後から始まるこの物語は『東京マグニチュード8.0』に『DEVILMAN crybaby』を継いだような超絶展開で、原作原理主義の立場からは物議を醸すことになるのは間違いない。しかし、こちらとしては湯浅演出によってこれがどうなるのか既に楽しみになっている。