75年

戦後75年の終戦の日。昨年の広島原爆の日、朝刊に戦争への言及がわずかであることに慄然としたものだが、今年はその不見識を埋め合わせようとするかのように充実した戦争報道が多い気がする。この観測事実が自身のエコーチェンバーに限ったことなのかは不明だが、昨年のありさまが、歴史修正主義に傾斜した政権が忖度を求めた結果であったとしても驚かない。コロナ禍においてその影響力が減じているとすれば、我々は投票行動によって息の根を止めてやらねばならぬ。