『ゴジラ S.P』の第10話を観る。物語はいよいよ佳境。時空や宇宙そのものがテーマとなり、平行宇宙を示唆しているこの物語があらゆる怪獣もののコラージュでもあるのは胸熱。そして情報が時間軸で組み替えられて情報となる曲芸を、アニメで実現しようとは。すげえよ。
オリンピックはIOCの面々が登場して、歴史に残るセリフが次々、報道されている。「総理大臣が拒否しても五輪は行われる」「アルマゲドンが起きない限り五輪は止まらない」は「誰もが犠牲を払わなければならない」と同様に悪の結社の体質を露わにして、まるで進駐軍かのような尊大さを示している。自称保守や国家権力がこれに激怒しないのは、共謀共同正犯を自認しているからに相違ない。オリンピックは全体として歴史的使命を終えたということでいいのではないか。