『インベージョン』の第9話を観る。シーズン1もあと1話となり、これまで引っ張ってきたあれこれの関係性がついにかたちを変え、サバイバルも本格化する。謎を撒き散らしながら最終話に雪崩込むラストは、これまでのハードSF路線を飛び越えていくイメージで、想像力を掻き立てる。ここに来て世界観を変えるデヴィット=ボウイと『Space Oddity』の使い方は好き。
そして天から降ってくる火の玉とパラボラアンテナのビジュアルは素晴らしく、ジェイムス=ブレイクの『Retrograde』のMVを思い出したものである。次回、刮目して待て。
この日、深夜に山梨県で震度4、引き続いて朝方に震度5弱、ほどなく和歌山県北部でも震度5弱と各地で地震が続く。人間の物語であれば次の展開を待ち構えるところだが、無論のこと、そうした尺度とは一切関わりなく大地は蠢くだろう。気象庁は富士山の噴火や南海トラフとの直接の関係はないというコメントを出しているけれど、もちろん本来その見通しは人知を超えた領域に属する事柄であるはずである。