『オン・ザ・ロック』を観る。ソフィア=コッポラの監督・脚本で、AppleとA24の共同制作というだけで本作の雰囲気は伝わるというものだが、実際にだいたいそんな感じである。ビル=マーレイが娘の抱える夫の不倫疑惑に首を突っ込んでくる老父の役。ニューヨークを舞台に、どこか『ロスト・イン・トランスレーション』を想起せざるを得ないこの物語を、かつてよりも楽しそうに演じている。ほとんど会話劇で、それは自家薬籠中のものである。基本的にはコメディなので、読後感も悪くない。
Apple TV+では『テッド・ラッソ』の第2シーズンも始まっていて、その稼働率も上がっているのだけれど、相変わらずmacOSのクライアントは全然駄目で、40分おきに異常終了している。iPadOSでは悪くないだけに、Montereyで改善しているといいのだけれど。
東京の感染確認は日曜日で過去最多となり1,763人を数える。見かけの陽性率はちょっと異様なくらいに上昇し、一都三県の病床もほぼ満杯という状況で、この国の報道はオリンピックが先に来るのである。さすがにどうかしている。