『トゥモロー・ウォー』を観る。サッカーのピッチに突如、現れた一群の兵士が、異生物との未来の闘いへの参戦を訴えるという強引な設定のSF映画。COVID-19の影響でパラマウントからAmazonに売却されたという経緯があって、もちろんスケールはフルサイズの劇場映画で見応えがある。
子孫のために戦えるかというテーゼは気候変動問題を暗示しているのだろうと察しはつくのだが、ストーリーは思わぬ方向にすすみ、しかし細かい伏線をきちんと回収するスタイルは古き良きハリウッドスタイルの脚本で、ちょっと懐かしい気さえしたものである。もちろん、細かいことは言いっこなしとして。