『ブラッド・レッド・スカイ』を観る。大西洋線の夜間フライトがハイジャックされて、乗り合わせた母子の母親が生き残りのために異形の力を発揮して苦闘する。ドイツとアメリカによる制作で欧州的に暗いイメージが濃く、細かいエピソードを回収しながら地味といえば地味な話が展開するのだけれど、もつれていくストーリーは濃厚でなかなか見応えがある。登場人物は実は誰も異様に察しがいいので、これでもテキパキと話がすすんでいるのである。大作っぽいラストも悪くない。しかしあれだ、飛行機はいったいどうやって着陸したのか。
朝からNHKは茨城の小学生による異様なオリンピック観戦のニュースを伝え、小学生による翼賛コメントまでつけているので気分が悪くなる。これをやるから政府広報と言われるのだが、実質的にその通りであろう。