Netflixで『ムーブ・トゥ・ヘブン』を観る。このところ韓国ドラマから遠ざかっていたのだけれど、遺品整理士という職業を題材にして、残された故人の遺志を汲んで想いを届けるという物語にすっかりハマる。役者も立派なのだが、脚本がまず巧緻で人情噺としてよくできている。共感ではなく、洞察で物語を駆動していくための仕掛けにアスペルガー症候群を使うことの是非は論じられてもいいとは思うけれど、この上なくうまく機能しているのも確かなのである。Netflixオリジナルということもあってか、1話50分くらいで、ほどほどというのもいい。