チャールズ2世の占い師がロンドン塔のカラスがいなくなると英国が滅びるといった昔から、レイヴンマスターと呼ばれる衛士がこれを養っているそうだけれど、そのうちのMerlinaという名の一羽が行方不明となっているニュースがあって、イギリス人でもないのに不吉さに震えている。6羽いなければならないロンドン塔のワタリガラスのうちでも、Qween of the Tower ravensと目されていたそうである。時節柄、結構なニュースになっていて勉強になる。
ブラジルのマナウスではCOVID-19の蔓延の結果、人口の7割以上が感染して9月の段階で集団免疫の効果が出ているのではないかという論があったくらいだけれど、Brazil P1と呼ばれる変異株により再び感染が拡大し、どうやら抗体が無効化されているのではないかという話になっている。これまで想像していた集団免疫論の帰結通りの状況だが、つまりワクチンでも同じことが起きるということではなかろうか。