仕事始め

年末年始は念入りに休む方針なのだが、今回は年末にいくつか野暮な仕事が入り、そのあとはワンコの具合が悪くなったりして何だかわけのわからないうちに通り過ぎてしまった感じ。

そして仕事始めとなった本日、かねて年休取得の奨励が呼びかけられていたこともあって会社は閑散としていたけれど新年早々、一筆入魂という雰囲気の仕事に打ち込む。

夕方近くには東京の感染確認が1,600人に迫る数字だったことが伝えられ、全国では初めて6,000人を上回る。推移のグラフをみると、かねて感染爆発として懸念されていた通りの指数関数的な立ち上がりであり、ヨーロッパの状況に近いかたちとなっている。非常事態宣言を前に病院や療養施設の収容能力が足りていないことも伝えれるが、これを指して既に医療崩壊は起きていると認めるべきだろう。

エジプトでは医療用の酸素が足りなくなった結果、治療中の患者が全員死亡するという痛ましい出来事があったが、ロサンゼルスでも酸素の逼迫で加療の制限が行われるのをみると、後退の始まった前線を維持するのはどんな国においても困難なのである。

この災厄の時にあって、京都では鴨川の水が真っ赤に染まったというニュースがあり、出エジプト記にある十の災いを連想したものだが、写真ではちょっとささやかな印象でナイルほどの迫力はないので知れず胸を撫で下ろす。