この日、COVID-19の感染拡大による緊急事態宣言について、19の都道府県で9月30日までの延長が決まる。発出に際しては必ず収束させることを約束するが、その都度、減少時の底が切り上がっていく状況だから、実際のところちょっとやそっとでは減っていくことのない蔓延状態にある。その状態からの指数関数的増加は何度でも再現するだろうし、減少は次第に難しく、常に上昇圧力を感じるような経過となって、まさに忍耐が試される。2021年はほとんどをCOVID-19の緊急事態宣言下で過ごすことになるということではあるまいか。だいたい、原子力緊急事態宣言はこの10年以上、発令しっぱなしなのだから、ゆでガエル耐性だけはあるのだ。
ひさびさに仕事が積み上がってきて、認知の狭窄を感じている。それが行政機能であったとして、官僚機構をボトムレベルからうまく機能させることなしに何ごとも成し遂げることはできないだろう。官邸支配というのはそこに全く寄与せず、この国の凋落の大きな原因となっているに違いない。