感染家族

『感染家族』を観る。韓国の田舎町にゾンビが現れ、崖っぷちの一家の若返りビジネスに利用されて潜在的な感染者が量産されるまでが前半。スラップスティックな家族のドタバタ劇が結構、長いこと続くので、いったいどこに向かう話なのかと考えていたのだけれど、程なくそれなりのゾンビパニックになっていく。どちらかというと古風なゾンビで、光と音に敏感という設定でドラマを作っていくのだが、基本的にコメディでありつつ、最後はウイルスと免疫の予言的な話になっていて震える。一応、2019年の映画である。