Amazon Primeで『明日への地図を探して』を観る。よくあるタイムループものといえばそれまでだけれど、感じの良い主人公のロマンスが主眼で、何しろ冒頭からのリズムが素晴らしくいいので観ていて楽しい。まず、ロマンチックコメディというのはこうあらねばならないという感じによく出来ている。タイムループは既に始まっていて主人公はその状況に適応しているので、くどい展開がなく、その上に小さな謎が載せられている物語の構造がまずいいと思うのである。おすすめ。
イスラエルのワクチンの効果に関する研究は発症予防効果が数ヶ月で減衰していくことを示唆していて、ワクチンだけでコロナ前の生活に戻れるという甘い見通しを打ち砕くものとなっている。ワクチン免疫を逃避する傾向が今後、強くなることも考えられる一方、少なくとも弱毒化の選択圧がかかる理由はないとすると、このパンデミックが収束するシナリオを単純に描くことは難しいようだ。そんな状況なので、集団としての日本人が行動抑制など何処吹く風、自暴自棄のええじゃないか状態にあるのもわからないではないが、口実を与えているのはやはりオリンピックであろう。東京の陽性率と発熱相談は連休を背景にびっくりするような上昇を見せていて、一年半経とうが対応は後手に回って実態も見えなくなっている。いやもう、どうすんだこれ。