『おかえりモネ』からの『海街チャチャチャ』第6話。週明けの憂鬱も、こうした楽しみがあれば何のことはないのである。『海街』は醤油顔のセカンドリードが登場する王道の展開で、視聴者の期待を裏切らない。
この日、8月の変死のうち250人がCOVID-19に感染していたというニュースが流れる。内訳には10代も含まれているということに驚くが、死んでから発見されたひとたちの詳しい経緯はほぼ明らかにされず、このまま歴史に埋没していきかねないのがこの国の習性で、これではまったく浮かばれない。これとは桁の違うひとたちが自宅に放置されて、死の淵を彷徨って辛くも生還しているのだが、これほど犠牲が積み上がっても、見かけの感染者が減っているというのが手柄のように語られるのであれば、その意図は邪悪である。