謎効果

このところの感染確認の急激な減少は専門家にも理由がわからないという話で、ワクチンの接種率が上がった後に再び感染者が増えた国に比べてもその傾向は異質にみえる。しかしこのところの観測を踏まえると、サージカルマスクかそれ以上の高性能マスクの装着は増えていて、空気感染対策の浸透が効力を発揮しているのではあるまいかと考えている。布マスクの配布などという愚行ではなく、高付加価値のマスク開発に資源を投下することができていれば、まずまずの産業になっていたはずである。それをしたのが韓国のKF94であれば、この国の産業政策には戦略的な思考が存在しない。

それにしても学校を中心とする感染の増加が確認されないのは解せず、ウイルスの自壊説まで出回っているようなので、確からしい仮説を目にするのはだいぶ後のことになるだろう。たいていのことはよくわからないというのが人知の実際のところだと思うのである。残念ながら。