転倒

横浜市が7月末までにワクチン接種が完了することを目標に掲げ、予約枠を4万6千人から2万人に「減らした」というニュースの意味を理解するために、段落を行きつ戻りつ読んで、とうとう全体としてどうするつもりなのかを理解できずにいる。取材が不十分というより、自分の管轄から締め出した数をどこで吸収するかの明確な青写真は実際のところ、これを行なっている連中も持ち合わせていないのではあるまいか。

しかし、そこまで馬鹿げたことがあるだろうか。悪目立ちしている神奈川県知事の陰で存在感を消しているとはいえ、無能であることにかけては双璧をなすと評判の林市長であれば、それを否定できないというのも確かであって、本邦はいよいよ末世の様相を呈してきた。上から下までコレであれば、多少の幸運があっても21世紀を生き延びることは難しいであろう。