こうなってくると検査能力の制約で実態が捉えられなくなるというのが、これまでのパターンではあるけれど、そこにオリンピック関係の検査が押し込まれているのだとすれば、現時点でもほとんど余力がないのではないか。そんななか、東京は1日の過去最多2,848人の新規感染を確認する。
あらゆる失策と無謀な強行が現在、首都圏にカオスを現出させている。総理大臣は人流が減っているからオリンピックの中止はないと公然と嘘を述べ、重症化を防ぐ新薬を積極的に使っていくなどと詐欺師の口上のようなことを言う。そこだけ参照しても、もう相当にヤバいということが分かろうというものである。かつてイソジンがどうのと言っていた府知事もいたが、アレと同じ種類の人間であるのは周知の通り。
イギリスでは感染拡大がピークを過ぎたかに見える推移となっているのだが、減少の中心は学校年齢の子供たちで、夏休みの開始がどうやらこれに寄与している。してみると、彼の国でもワクチンより行動抑制の方が依然、効果が大きいということになる。