2021年をあらわす今年の漢字に「金」が選ばれたそうである。日本漢字能力検定協会の役割といえば、どうやら最多得票を集計するだけという話なのだが、2000年以降、「金」が選ばれるのは四回目のことであり、漢字のバリエーションの幅広さを考えると、日本人の思考の幅は危機的に浅薄になっているのではあるまいか。批判的に、これをカネと読むということはあるとしてもだ。

そして今年もあと2週間。年末年始はまとまった休みをとるつもりなのだが、休みは始まれば一瞬で終了するのが明らかなので、休みが楽しみという状況を楽しまねばならない状況にある。