10年 ひと昔と言うけれど、あの日からだいぶ遠くにいるという気もする。さほど変わったことはないような気もする。 この国の喉もとでの原子力非常事態宣言状況の継続だけは確かな現実で、100年経とうが忘却を許さないであろうことを考えると空恐ろしい。いつか、この手に負えない現実を中心にして、世界がぐるりと回る日が来る。