チャイニーズピープル

この日、アメリカから来日したオリンピックの関係者が六本木あたりで遊んでコカインで逮捕され、中国の選手団からは宿泊しているホテルの防疫に問題があって一般客がリスクとなっていると指摘される。IOCのバッハ会長は記者会見でもっとも大事なのはチャイニーズピープルの健康だと、どうやら日本国民と言い間違えて、タイムラインのニュースフローはますます混沌としている。

言い間違えは当人の深層の思考を反映していると考えればいろいろ興味深いし、ネトウヨはオリンピック反対に転向してもいいのではないか。そして、中国の常識から考えれば、日本の防疫の取り組みは穴だらけに見えるに違いないとも思うのである。いやはや。

新宿駅の窓口業務を行なっていた社員11人のクラスターが判明して、しかしマスクをしていたので濃厚接触者はいないという記事もあったけれど、デルタ株が主力となる状況で何ら変わらない基準で接触調査を続けている不毛は確実に感染を拡大するであろう。市中感染はどうやら新しい次元に来ている。