『フィアー・ストリート PART3 1666』を観る。全三作を通じて明らかにされたのはキラーキャピタルと呼ばれたオハイオ州シャディサイドをめぐる因縁であったというわけで、意外にも理に落ちる展開があって、三部作がそれぞれにサブジャンルを語ろうという趣向。いささか作りすぎという感じはあるけれど、水準作ではある。
東京の新規感染確認は1,410人。四度目の非常事態宣言下の人流は抑制も限定的のようだし、オリンピック関係者も想像以上に多くて、学校の休みを除くと抑制方向に働く要因が見当たらない。
『フィアー・ストリート PART3 1666』を観る。全三作を通じて明らかにされたのはキラーキャピタルと呼ばれたオハイオ州シャディサイドをめぐる因縁であったというわけで、意外にも理に落ちる展開があって、三部作がそれぞれにサブジャンルを語ろうという趣向。いささか作りすぎという感じはあるけれど、水準作ではある。
東京の新規感染確認は1,410人。四度目の非常事態宣言下の人流は抑制も限定的のようだし、オリンピック関係者も想像以上に多くて、学校の休みを除くと抑制方向に働く要因が見当たらない。
思いがけず、Netflixに『書けないッ!?』が来ていたのでこれを観始めてしまう。面白くて切り上げどころを見失うので危険。
この日、市からワクチンの接種券が届く。予診表まで含めて念のいった事務書類一式からは地方自治体なりの仕事の手堅さが伝わってくるけれど、周知の通り、ワクチンの入荷はいつになるかわからない状況なので予約開始は別途となって、これはただの予告なのである。いやはや。
首都圏は東京以外の各県でも感染確認が増加して、非常事態宣言も検討しようかという話だけれど、夏休みも始まるこの時期、長野では避暑とも疎開とも知れぬ人流の増加があって、既視感が拭えない状況となっている。現在、落ち着いているこの地方でも、ふたたび感染の拡大が取り沙汰されることになる。
この日、東京の新規感染確認は1,304人。分科会の尾身会長は行動規制に頼る段階は過ぎ、PCR検査などの科学の力を利用すべきと述べたそうだが、今さら過ぎて正気を疑うレベルではないか。疫病との闘いで科学を基本におかず、PCR検査すら抑制してきたのは本邦だけで、その首魁の言なのだ。この転向ぶりからして、ここから先の状況は相当、悪くなることが見えているのではあるまいか。同じ分科会の見立てによれば、東京のデルタ株は全体の半分を占めるに至ったということだ。ほぼ全体が置き換わるまで、感染拡大は高いペースが続く。春の段階で予見し得た最悪のシナリオで、この国はオリンピックに突入することになる。
春頃からベータテストがされていたiPad OS用のObsidianが公開されたので、これを使ってみる。キャプチャーを重視したメモアプリになるという触れ込みから予想していたのと違って、デスクトップ用のObsidianとほぼ同じ機能が実装されており、使い勝手もあまり変わらないので感心する。使いこなしのハードルが高いアプリであればこそ、どの環境でも同じように使えるというのは評価されるべきだと思うのである。
東京の新たな感染確認は、あらかじめ予想されていたのとほぼ同じ軌跡を描いて1,000人を超える。一定の比率で加療が必要な患者は積み重なり、医療資源は再び逼迫するだろう。
この日、アメリカから来日したオリンピックの関係者が六本木あたりで遊んでコカインで逮捕され、中国の選手団からは宿泊しているホテルの防疫に問題があって一般客がリスクとなっていると指摘される。IOCのバッハ会長は記者会見でもっとも大事なのはチャイニーズピープルの健康だと、どうやら日本国民と言い間違えて、タイムラインのニュースフローはますます混沌としている。
言い間違えは当人の深層の思考を反映していると考えればいろいろ興味深いし、ネトウヨはオリンピック反対に転向してもいいのではないか。そして、中国の常識から考えれば、日本の防疫の取り組みは穴だらけに見えるに違いないとも思うのである。いやはや。
新宿駅の窓口業務を行なっていた社員11人のクラスターが判明して、しかしマスクをしていたので濃厚接触者はいないという記事もあったけれど、デルタ株が主力となる状況で何ら変わらない基準で接触調査を続けている不毛は確実に感染を拡大するであろう。市中感染はどうやら新しい次元に来ている。
『# 家族募集します』をTVerで観る。ドラマ自体は第1話でまだ、よくわからない感じではあるけれど、仲野太賀が新型コロナウイルスに感染というニュースをみたので、ストーリーよりも制作の進行に無駄にハラハラしている。タイトルのハッシュタグの直後に、明らかにスペースを入れているこの作法も気になる。
アジアの感染拡大は各国で驚くようなペースの急拡大を見せていて、いわゆる指数関数的増加を示しているけれど、本邦の変化率も日に日に上がっていく様相で、発熱相談件数や陽性率の増加がその見方をサポートする。会社では都市圏の社員の感染確認が同時多発的に観測されていて、クラスターでもないのにただ増えるという嫌な流れ。
再び非常事態に入る都下の新規感染者数は今後の増加を改めて予感させるもので、首都圏は前週に比べて1.2倍という傾向であれば、もちろん1週間を待たず倍加するペースである。専門家でもない客に感染対策を評価させようとしたり、酒類提供に対して金融機関から圧力をかけようとしたり、政府の振る舞いはだいたい見当外れの上に、不法の疑いがあって、ただ無能であることを超えている。
ヨーロッパはワクチン接種の進展にもかかわらず再び感染が急拡大していて、BBCは100%感染を止める手段がない以上、多重防御の対策を継続しなければならないという道理を解説しているのだけれど、今さらというより、これこそ報道の使命だと思う。それがワクチンであれ、単独の防御としては穴の空いたスイスチーズのように不完全であるという啓蒙は本邦にもあっていいが、あまり見かけない。しかるに、非常事態宣言そのものがワクチン接種の時間稼ぎであるという言説が台頭していて、多くの国がそうであるとはいえワクチン後の世界観はやはりミスリードされており、今後も迷走は続きそうだと思うのである。