ワンダーウーマン1984

『ワンダーウーマン1984』を観る。何故、1984なのかはよくわからないけれど、オーウェルの『1984』というわけではどうやらなく、冷戦がどこに向かうかまだ定かではなかったあたりの雰囲気を醸して懐古的な見方もできる映画になっている。趣向としては『キャプテン・マーベル』と似ているようにもみえるけれど、こちらは前作を受けて話がすすむ。ガル=ガドットの神々しさは相変わらずで、監督は同じパティ=ジェンキンスだけれど、ネタはだいぶ割れているので少し苦労している感じ。若いトランプみたいな男の虚栄が世界を混乱に陥れるという筋書きは現実の苦さに比べれば、やはりただのファンタジーなのである。

このところの雨は続いていて時折、強く雨が降る。同じ市内でも1時間に50mmを越える場所があって夜、少し離れた地区の避難指示が発令されサイレンが鳴り響く。この展開は記憶にないけれど、山際に沿って降水が続いていたようなのである。気象の振幅は身近でも確実に大きくなっている。