ノートテイキングやメモはもう長いこと主要なアプリジャンルで様々なサービスがあることは無論のこと承知していて、こちらも道具は好きな方なので日々、導入紹介を眺めてはトライアルに参加し「第2の脳」を作り散らかしているわけである。セカンドブレインというコンセプトはメモアプリの主要流派ではあるけれど、どれも決め手に欠けるというのがポイントで、つまり目論見自体が見果てぬ夢なのではないかという気がする。
Amplenoteというサービスは視野になかったので、まずその存在自体に驚いたのだが、ナレッジマネージメントというよりはどうやらGettin things doneの方法を一体的に実装しようという趣向で、メモの収集からタスクリストとカレンダーにつなげるフローがよく考えられている。エンジニアリング自体もRoamあたりより、だいぶよく出来ていて、日本語も通るしSafariでも普通に動く。基本的なところがきちんと出来ている感じで好感度が高い。いや、そう考えるとRoamはもっと頑張らなければならないのではなかろうか。
メモやノートはアウトプットに繋がらなければ意味がないという思想はそれ以上に重要で、この実利的態度はひとつの解になり得るのではないか。身も蓋もない話だが、ツールは何でもいいのではないかと思うのである。というわけで、Amplenoteの導入は見送り。
この日、オリンピックではスポンサーの酒類販売解禁という観測気球が上がり、上がった途端に爆裂してこれを打ち消す騒動となり、引き続きオリンピック一派は反オリンピック一派を逆撫でするためだけに活動している疑いが拭えない。そもそも準備そのものがうまく行っている気配もなく、全国の感染確認は再び増加傾向で、都知事は過労で入院という始末なのである。