『京都人の密かな愉しみ Blue修業中 燃える秋』を観る。危うく見逃すところだったが、この件については実家から連絡網が回ってくるシステムになっているので放送日時をチェックしてスケジューラーに入れてあったのだ。前作の『祇園さんの来はる夏』の放送が主役交代を乗り越えて2019年の夏だったけれど、新型コロナにも負けず1年半ぶりの新作である。
ドキュメントパートにマスク姿の観光客が窺え、大原千鶴はひとりで料理を作り黙食という演出ではあるけれど、ドラマパートはCOVID-19の影のない地続きの世界観で語られる。京都は洛外の秋もいつものフォーマットで紹介されるのだが、しかし今、彼の地は遠い。