Rebuildでは、プロダクティビティの果てなき追求についての近況が話題になることが多いけれど、今週は実行できたら記録に残すタスクリストを運用することでメンタルヘルスとモチベーションを保つという、もはやTODOリストと呼んでいいのかわからない生産性向上への取り組みが語られていて笑う。やらなければならないことは問題の中心ではなく、どのようにやる気を維持するかという人間主義的な発想は新たなパラダイムであって、ヒューマンセントリックであることの意義は笑って流せないとして。
それ以上に面白かったのはカフェインの話で、コーヒーがヨーロッパに導入される以前、水分としては主にアルコールが摂取され、日常的な酩酊が中世の暗黒をもたらしたという視座はホントかよというダイナミズムがあり、しかしそういえばローマは水道文明であれば、そうした見解にも妙な説得力があると思ったことである。