石原某が無症状で入院の経緯からすると一部の国会議員は正しくPCRの定期的な検査を行い、自民党の職員は全員がPCR検査を行う。我がことであれば至極、真っ当な判断をしていると思うのだが、入国の検疫に精度の著しく劣る国産の抗原検査を用いたり、一方でPCR検査の精度が悪いという事実と異なる話を広めたり、あからさまなダブルスタンダードで国民を害しようというするのは何故なのか。抗原検査の件は忖度による利益誘導が背景にあるとして、PCR検査抑止論についてはその愚かさの由来がよくわからずにいる。山梨では山梨大学の医学部が早くから徹底的な検査を主張して結果、感染の拡大をほぼ押さえ込んでいるといってよい症例数で、隣国ならずとも健闘している自治体はあるのだ。
とはいえ、過ちを改めるに遅すぎるということはない。朝のニュースではNHKが大規模検査が感染拡大を防いでいる例を報じていたけれど、これまで何らかの戦略があったとして、さすがに間違いだったと気付いてもいい頃合いである。