引き続きNetflixで『それでも僕らは走り続ける』を観ている。まぁ、あれだ、韓国ドラマ鑑賞で培った熟練の文脈理解力がなくてもだいたい予想通りという話の運びで、最初からネタを割ったわかりやすいロマンスなのだけれど、イム=シワンの涼しい顔を拝むための70分というか。
COVID-19対応の現場はおそらくひどいことになっていて、大阪では死亡率が大幅に高い状況が続いているうえ、知事が無症状陽性者は感染者ではないみたいなことを口走っている。その論理では死亡率の水準は跳ね上がるが、どうやら公表される感染確認数の多さを自分の通知表と理解しているだけの小者だ。演繹的なロジックすら組み立てられないのでは、仮説をもとに帰納的に現実に対応することなどできるはずもないのである。指揮官の無能によって被害は拡大するだろう。