盆休みの『シンエヴァ』からこっち、気がつくと脳内で『VOYAGER』が再生されている。かつて『さよならジュビター』の主題歌としては、映画のどのあたりで使われていたのかちょっと思い出せずにいるのだけれど。『ひこうき雲』と同じく、時空を超えた映像作品とのコラボによって存在感を深めるユーミンの喚起力には、メロディとリリックだけではない、世代的な文脈があると思うのである。近頃の若いもんは、これをどのように聴いているのだろう。
この日、新規感染は2万5千人を越え、首都圏の医療崩壊にともなう痛ましいニュースが続く。もちろん報じられているのは氷山の一角に過ぎず、状況の収束さえみえない時間帯にある。ここに学校の再開が加わることについて、真面目に考えられているのだろうか。夜、千葉真一の訃報が伝えられる。