『サマーフィルムにのって』を観る。監督が松本壮史で、脚本にロロの三浦直之と監督その人がクレジットされていて、主演が伊藤万理華という贅沢な映画である。しかも、文化祭に向けての映画づくりを題材にした映画であれば、こちらとしては好きの要素しかない。期待通りのストーリーから意想外の展開を経て、エンディングに流れるCody・Lee(李)の『異星人と熱帯夜』まで堪能し、素晴らしく形のよい青春映画を観た気がしている。
何しろこういう設定だから、伊藤万理華の『映像研』を観たいという根源的な欲求を代替的に満たすこともできるのだけれど、クライマックスにはさらに演劇的な面白さがあって、なかなかいい感じに盛り上がっていると思うのである。そしてやはり、伊藤万理華は素晴らしい。
そして『窓際のスパイ』の第6話を観る。シーズン1はこれにて完結だけれど、巻末には『死んだライオン』のシーズン予告があって喜んでいる。