『トスカーナ』を観る。デンマークで流行の名店を切り盛りする主人公のもとに、長く疎遠だった父親の死去と彼の遺したレストランについて連絡が来る。売却してしまうつもりでトスカーナを訪れた主人公は、この土地での思い出となっている女性と再会を果たし、やがて人生について考え始める。ごく短い紹介文だけでも既視感があるのだが、美しい南の土地で美味しいものを食べ、人生を見つめ直す系統の映画といえば、まぁ、そんな感じ。微妙にヨーロッパの風味が入っているとはいえ、シンプルなジャンル映画であるには違いない。
海の日のこの日、当地はさわやかな気候で雨も降らなかったのだけれど、日本各地では先週来、梅雨の戻りというべき雨が続いている。記録的短時間大雨情報も珍しくなくなった昨今だが、気温の上昇と同期して、以降はこれが常態となるのだ。