『ワーニング』を観る。イ=イェジが主演の韓国製のホラー映画。いわくつきの自主製作映画を追う映画監督が、封印された謎を追ううちに恐ろしいめに遭う。イ=イェジが地味な眼鏡女子を演じるというあたりが趣向ということであろうか。こうなると高校生くらいにしか見えない。
全体にファウンドフッテージスタイルの映画ではよくある演出なのだけれど、恐怖に共鳴していく描写はそれなりに怖くて悪くない。なぜ恐ろしい事情に立ち入ろうというのかという主人公の動機の設定がきちんとされている話はそれほど多くないと思うのである。結果、面白くなっているかといえば、かなり微妙なところはあるとして。
この日、チェチェンのカディロフが国境付近での核の使用に言及する。母国をロシアの傀儡とし、率先して非人道的な振る舞いを続けるこの男の死に様に興味がある。