この日、弔鐘が女王の治世の終わりを告げ、King Charles IIIの時代が始まる。BBCはHM Queen Elizabeth IIの横顔の肖像をながく映してその死を悼む。なにしろ紙幣も刷り直しということであれば大変なことだと思ったのだけれど、肖像自体は世代を追って入れ替えて来たのだから、ルーチンというものがあるのだろう。即位のプロシージャーは70年ぶりに起動することになる。密やかに予行演習を続けてきた職人的な伝承を想像する。実際には日の目を見ることのなかった継承の世代が存在したのである。