『鎌倉殿の13人』第30回を観る。新納慎也が演じる阿野全成の退場回。これまでその人柄の良さから悪禅師と呼ばれた荒くれぶりは感じられなかった全成だが、最後に八田知家の心胆を寒からしめるエピソードでその辻褄を合わせにくる脚本の妙味に感心する。かつてヘタレぶりで笑いをとった「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」、九字護身法のくだりをこのように回収にくるとは。そして、実衣の役柄も随分と深く掘られたものである。
今回、丈夫ぶりをみせた仁田忠常の最期も近い。まだまだ序の口なのである。
『鎌倉殿の13人』第30回を観る。新納慎也が演じる阿野全成の退場回。これまでその人柄の良さから悪禅師と呼ばれた荒くれぶりは感じられなかった全成だが、最後に八田知家の心胆を寒からしめるエピソードでその辻褄を合わせにくる脚本の妙味に感心する。かつてヘタレぶりで笑いをとった「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」、九字護身法のくだりをこのように回収にくるとは。そして、実衣の役柄も随分と深く掘られたものである。
今回、丈夫ぶりをみせた仁田忠常の最期も近い。まだまだ序の口なのである。