配信の始まったノイタミナの『うる星やつら』を観る。この時代でのアニメ化はどういうものかという興味はあったけれど、かなり順当な出来栄えでダイアログも原作をほぼ忠実になぞった昭和のアニメになっている。もちろん、これはこれでありとして当時、原作派かアニメ派かといえば圧倒的にアニメのアナーキーさを好んでいたのだということもまた、思い出す。少なくとも本作は放映開始が決まったのがオンエアひと月前というような出自ではないので、いろいろきちんと出来ているのである。初見のひとがみて面白いかはわからない。そして遠くまで来たと思ったら一周、回って同じ地点だったような気がしなくもない。
マイナンバーカードの用途を強引に拡張しようという策謀がすすんでいる。ここまで粗暴な様子をみると、金融の綱渡りと債務増加の果て、預金封鎖の実務的準備をおこなっているという観測にも現実味がでてくる。来るべきハイパーインフレの時代には、個人と紐付けされた口座からの出金を規制することでマネーの流通を抑える政策がとられるだろう。そしてそれは何の前触れもなく行われるに違いないのである。