COVID-19の新たな感染確認は全国で初めて15万人を超える。昨今の雰囲気からして、もちろんこれは感染爆発の途中段階に過ぎず、ワクチンの効果で自覚のないまま活動を続けているキャリアまで含めると、これに数倍する拡大が起きているに違いない。当局は何ら制約を設けぬままこの夏をやり過ごすつもりだろうが、自然収束まで2ヶ月として、それまでは医療資源も大いに圧迫されることになる。
何しろ、この日、大阪の感染確認は初めて2万人を超えたのだが、同時に検査陽性率は98%を記録して検査不要論を実態が追認するという恐るべき事態になっている。風邪のような症状が出ればコロナという状況で、重体化の比率が小さいという一点にかけて何もしない構えということだろうが、少なくとも現場は状況に圧倒されることになる。