電力需要逼迫警報

関東と東北はさきの地震の影響で発電所が停止している状況に折からの冷え込みが重なって、電力供給が需要に追いつかない見通しとなり警報が発せられる。案の定、国内の原子力発電所が停止しているからだというツイートも湧いて出るが、地震で停止を余儀なくされるのは原発も同様であろう。対外的に好戦的な部族がこうした主張と重なりがちだと思うのだけれど、ザポリージャやチェルノブイリの現状をどのように消化しているのだろうか。

夜になって停電の見通しは回避されるが、午後は電力使用率も100%を越えていたようだから、現場は綱渡りの状況であったに違いない。揚水などで発電の時間差をつくる工夫がこれを可能にしているのだろうけれど、EVの普及にともなって蓄電が家庭でも行われるようになる。パワーグリッドの先行きは面白いのではなかろうか。

『恋せぬふたり』の最終話を観る。多様性と包摂の前に、自らの呪縛を解かなければならないというのが本邦のイマココであることを再確認する話ではあるけれど、必要な作品であったということだろう。本作をメルクマールとして、これ以降として分類される物語が続くことになる。